2025年10月30日(木)
米国防長官 軍事費増促す
小泉防衛相 増額を米に誓約
小泉進次郎防衛相と米国のヘグセス国防長官は29日、防衛省で初めて会談しました。会談後の共同記者会見でヘグセス氏は、28日の日米首脳会談での高市早苗首相の「防衛費の増額に引き続き取り組んでいく」との発言などを念頭に「速やかに実行されることを期待する」と述べ、軍事費増の着実な実行を促しました。
小泉氏は会見で、軍事費の国内総生産(GDP)比2%への増額を補正予算と合わせて2025年度中に実施することや、安保3文書の前倒し改定の方針を会談で伝えたと説明。▽日米の指揮統制枠組みの向上▽南西地域での日米共同プレゼンス(配備・展開)の拡大▽実践的な日米共同訓練の拡充―が「(日米)同盟の最優先事項の一つだ」と述べました。
ミサイルの共同生産、米軍艦船・航空機の共同維持・整備のいっそうの推進、日米を中核とした、オーストラリア、韓国、フィリピンなど「パートナー国」との運用面を含む軍事協力の進展、沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設などを推進する考えも示しました。
小泉氏は、防衛省は、F35戦闘機に搭載される中距離空対空ミサイルAIM120「AMRAAM(アムラーム)」などの取得に取り組んでいると説明。「米政府がアムラームの納入加速を発表したことは(今回の)日米首脳会談と防衛大臣会合の一つの大きな成果だ」と歓迎しました。
ヘグセス氏は、中国などの「脅威」に対し「トランプ大統領の、力による平和が重要だ」と強調し、さらなる日米同盟強化に取り組む考えを提示。軍事費増額の具体的数値目標を今回の会談で日本側に要求したか問われ「米側から日本に何か要求したということは一切ない」と強弁しました。